言語聴覚士とは
はじめまして。昨年12月よりグループ内の病院から異動して参りました、言語聴覚士の守屋と申します。私たち言語聴覚士は「話す」「聞く」「食べる」のスペシャリストとして主に脳卒中や急性期治療後の廃用症候群、呼吸器疾患に対するリハビリを行っています。具体的にはご病気後に失語症、高次脳機能障害等により言葉やコミュニケーションに障害を持つ方へのリハビリと社会復帰の支援を行います。また、摂食嚥下の領域も専門分野としており、食物の飲み込みに障害のある方に安全に口から食べてもらえるよう多職種と協力しリハビリを行っています。今回は新しい仲間の紹介と共に言語聴覚士の仕事も少し知って頂けたらと思います。
精鋭3名が入職しました!
新年度を迎え当院のリハビリテーション科にも新人セラピスト9名が入職しました。今回は新人の入職に先立ち3月、4月に入職した心強いベテランST3名を紹介したいと思います。
(左)星野貴彦(ほしの たかひこ)9年目 趣味:サーフィン モットー:患者第一
(中)藤原杏莉(ふじわら あんり)7年目 趣味:クラフトビール巡り モットー:適度にゆるく
(右)丸山茜(まるやま あかね) 12年目 趣味:身体を動かすこと モットー:何事も楽しむ
3人のリハビリにおじゃましました!
入職した3人がリハビリ介入している所に少しお邪魔してきました。リハビリの様子と共に「ひとこと」を頂きましたのでご覧ください。
回復期病棟所属 星野さん
ひとこと:「新人のような気持ちで頑張っています!」
元々急性期病院に勤務していた星野さんですが、患者さんの回復過程に時間をかけて寄り添える慢性期のリハビリに興味を持ち、回復期病棟のある当院に入職されました。これまで摂食嚥下障害のリハビリを中心に行ってきましたが、回復期病棟では様々な障害に対応していく必要がある為、再度勉強中との事です。写真は患者さんがむせ込まないように一口ずつ飲み物の量を調整しながら嚥下リハビリを行っている様子です。
回復期病棟所属 藤原さん
ひとこと:「学会発表をはじめ色々な事にチャレンジしていきたいです!」
7年目の藤原さんは摂食嚥下リハビリテーション学会の認定資格を取得済み。嚥下障害だけでなく失語症や高次脳機能障害のある方への復職支援に興味を持ち、日々自己研鑽を行っています。写真は声帯麻痺により声が出しにくくなってしまった患者さんに「Vocal Function Exercises」 という手技で音声治療を行っている様子です。
地域包括ケア病棟所属 丸山さん
ひとこと:「1人でも多くの方に食べてもらい、元気になってもらいたいです!」
地域包括ケア病棟に配属された丸山さんは12年目のベテランです。地域包括ケア病棟には軽度から中等度の高齢救急患者が入院しており、全身状態のリスク管理が必要不可欠です。長らく急性期病院に勤務していた経験を活かして、すでに病棟の主力として活躍中です。写真は誤嚥性肺炎により入院中の患者さんに食事介助を行っている様子です。
昨今の超高齢化に比例して、入院される患者さんの重症度も上がっている状況ですが、彼らがこれまで培った経験や知識をリハビリに活かし、患者さんの退院支援を手厚くサポートしていきます!今後とも平成横浜病院リハビリテーション科をよろしくお願いします。
今回の執筆者:守屋 淳一(もりや じゅんいち)
職種:言語聴覚士(13年目) 趣味:うさぎ鑑賞
昨年12月よりグループ内系列病院の世田谷記念病院より異動して参りました。平成横浜病院ではよりSTの専門性を高められるよう教育、臨床に力を入れていきたいと思います。よろしくお願いします。