いつまでも元気に活動し、家族や友人たちとつながり、社会参加をしながら元気に暮らす——。そんな高齢期を過ごすには『フレイル』の予防・対策がカギとなります。
こんにちは、理学療法士の井上です。
皆さんは『フレイル』という言葉を聞いたことがあるでしょうか?フレイルとは、わかりやすく言えば「加齢により心身が老い衰えた状態」のことです。例えば、最近疲れやすくなった、歩くのが遅くなった、なんてことはありませんか?放っておくと要介護状態に進んでしまうかもしれません。
しかしフレイルは、早く介入して対策を行えば元の元気な状態に戻る可能性があります。
そこでお勧めしたいのが、当院で開設している『健康長寿サポート外来』です。
健康長寿サポート外来では、まずリハビリテーション科医による診察と各種検査※1、心身機能検査※2を行い、最近の不調の原因を徹底的に探っていきます。
※1 血液検査、レントゲン検査、骨密度検査、血圧脈波検査、呼吸機能検査
※2 体組成測定、筋力テスト、持久力テスト、バランステスト、認知機能検査など
↑ リハビリテーション科医による診察の様子
↑ 筋力テストの様子
そして、運動を行うことで改善が期待できると判断されれば、理学療法士により運動指導が行われます。(運動だけでは改善が期待できないと判断されれば、疾患治療のため他科紹介や疾患別リハビリテーション処方が行われることもあります。)
その後は3か月毎の運動指導と6か月毎の再検査を継続し、『元気で長生き』をサポートさせていただきます。
皆さんも『元気で長生き』を目指すために、
健康長寿サポート外来でご自身の身体と向き合ってみませんか?

今回の執筆者:理学療法士 井上 恵津子(いのうえ えつこ)
勤続10周年!だいぶ古株になりましたが、元気に楽しくお仕事しております。好きな食べ物はお魚のフライです。カードより現金派です。