平成横浜病院では、好きなこと、得意なことを活かして、
自分もみんなもハッピーになる素敵な取り組みが広がっています。
「 職員が歌ってくれた美空ひばりの鼻歌に感動した。患者にとって、心のやすらぎ、よろこびが一番の良薬です。歌を聞かせてほしい。」という患者さんの声から、不定期で歌が得意な介護士がカラオケコンサートを開催。患者さんから事前にリクエストいただいた曲をお届けしています。
この日は介護士の地元青森の歌「千恵っ子よされ」と美空ひばりさんの「川の流れのように」を自前の素敵な衣装を着てお届けしました。
「ラッセーラー!ラッセーラー!」と掛け声もあり、聞いていた患者さんから「元気になる」という声もいただきました。
また、以前から入院患者さんが積極的にベッドから離れ、目的を持った離床ができるように取り組んでいましたが、最近はその取り組みのひとつとして、月に2回ほど院内デイケアを開催するようになりました。
病棟をまたいで患者さんが集まり、介護職員や理学療法士、作業療法士などがそれぞれ考えた企画を持ち寄って行なっています。
玉入れやボールの紙コップリレー、ぬり絵、歌、後出しじゃんけん大会、リズム手拍子、なぞなぞなど、毎回内容はさまざま。
より充実した離床時間を過ごしてもらうとともに、気分転換や退院後の社会参加につなげていきます。
さらに、職員だけでなく患者さんがウクレレを演奏する機会もありました。
入院前にデイサービスなどでウクレレやハーモニカの演奏ボランティアをしていたという話をリハビリスタッフが聞き、ぜひ当院でもお願いします、ということでコンサートを行うことになりました。
入院期間中に何度か演奏をしていただき、他の入院患者さんもウクレレの音色に癒されながら、一緒に歌を歌って楽しんでいました。
「スタッフに出来ないことでも、自分に出来ることがある」と。
スタッフも患者さんも、それぞれの好きなことや得意なことを活かして、“ハッピー”が増えていくといいですね。