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スタッフコラム

[Vol.33] 患者さんの楽しみのために|栄養科の取り組み

初めまして。栄養科 給食部門栄養士の三上です。

突然ですが皆さんは、病院の食事はおいしくない・・・そんなイメージを持っていませんか?

病院食は、患者さんの治療のために塩分や脂質の制限があるのも現実です。
しかし、当院では1日170〜180食(職員を含めると約500食)の全ての食事を院内ですべて手作りしているため、外注では難しい細かい調整や献立の工夫が可能です。

今回は、食事制限がある中でも、患者さんの「おいしい」のために取り組んでいることをいくつかご紹介します。


栄養科の取り組み1 – 美しい盛り付けを目指す –

例えば魚を例に取ってみると、写真のように皿の左3/4に魚を盛り付け、右1/4に付け合わせを盛り付けるとバランスのいい見栄えになります。


また、付け合わせは「右紅左白(うこうさはく)」を意識しています。

「右紅左白」は、中国の陰陽説に由来しており、右に邪気を払う意味のある紅、左に清浄を意味する白を盛り付けるのが良いとされています。日本でも古来より向かって右側を華やかな色にする決まりがあります。例えば、おせち料理の蒲鉾、お雛様、水引などは全て右が紅、左が白になるように配置されています。
 

栄養科の取り組み2 – こだわりの素材を利用 –
患者さん、職員ともに食事満足度向上のために、近隣地域から新鮮な食材を仕入れています。
魚の仕入れは横浜中央卸市場にある卸業者にお願いしており、東京湾・三浦・相模湾の魚を中心に全国の地魚を揃えている目利きの仲卸店で、鮮度や加工にも力を入れています。
また、野菜は三浦の新鮮な野菜を仕入れています。夏はすいか、秋はぶどうや梨など、季節の旬の果物も「おいしい」と評判です。

 

栄養科の取り組み3 – 季節やテーマを感じる献立 –
病院にいながら季節を感じられるよう、クリスマスや正月、ひな祭りや敬老の日などの様々な行事食を年20回程提供しています。さらに、食事を楽しんでいただけるよう、時には海外の料理も含め、週に1回は全国の郷土料理を提供しています。

 

栄養科の取り組み 4 – 献立コンクール –
当院が属する平成医療福祉グループでは、栄養部職員の意欲と技術向上を目指して毎年献立コンクールを開催しています。
献立コンクールでは栄養士と調理師がペアを組み、テーマにあった献立を作成・調理します。このコンクールで受賞した献立は、実際に患者さんへ提供されます。

当院は調理師の多彩なアイディア力もあり、約60の病院・介護福祉施設でが参加する中で、前年と前々年度の二年連続で決勝5施設に選ばれた実績があります。
今年度は
健闘むなしく予選敗退となりましたが、来年度の受賞を目指し、厨房スタッフ一同奮闘する所存です。

※ ま=豆、ご=ごま、わ=わかめ(海藻)、や=やさい、さ=さかな、し=しいたけ(きのこ)、い=いも

これからも患者さんや職員に、たのしく美味しい食事を提供していきます!

【関連動画】
平成医療福祉グループ  栄養部の取り組み   Mission Report 調理オリジナルライセンス制度

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