こんにちは、作業療法士の山内です。
今回は「トイレ」に対するリハビリについてお話いたします。
私たちは日々、患者さんとリハビリを始めるにあたって、まずは面談で何ができるようになりたいのか目標を立てています。
その中で患者さんやご家族の希望で特に多いのが「トイレを一人でできるようにしたい!」というお話です。
トイレに介助が必要な状況は、患者さんやご家族にとってかなりの精神的な苦痛を与え、自信の喪失や意欲の低下を引き起こすと言われています。
そのため当院の母体である平成医療福祉グループリハビリ部門の取り組みの一つに「自分でトイレを応援する」を掲げ、トイレという活動に重きをおいてリハビリを実施しています。
トイレに関するお悩みで多いのが、排尿に関わる問題です。
何らかの理由で脊髄を損傷したり、脳に障害を負ったり、長期療養によって排尿障害を引き起こしてしまう患者さんは少なくありません。
そのため患者さんの排尿状況をリハビリスタッフだけでなく、看護師などと共同して評価し、それぞれの原因にあわせて、膀胱直腸リハビリやトイレでの姿勢指導など実施しています。
皆様も、立った時に尿が漏れてしまったり、尿が我慢できなくなった、トイレの回数が増えた…など排尿に関するお悩みはありませんか。
これらの排尿障害は病気による原因だけでなく、加齢によっても引き起こされます。
障害と聞くと驚いてしまうかもしれませんが、私たちにとってとても身近な問題と言えますね。
そこで今回はお家で簡単にできる膀胱直腸リハビリを紹介させていただきます。
この運動で「骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)」という筋肉を鍛えることにより、尿もれやトイレを我慢する力が衰えないようにしていきましょう!
予防として皆様、是非実施してみてください。
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今回の執筆者:作業療法士 山内 ななみ(やまうち ななみ)
神奈川県出身です。作業療法士になって7年目になります。
退院後、患者さんが豊かな生活をおくるにはどのような支援をすればいいか、考えながらリハビリを行なっております。
趣味は温泉に入ることです♨