こんにちは、理学療法士の小田です。
「健康のために毎日歩いています」という方は多いのではないでしょうか?
かつては「1日1万歩」など、歩数が多いほど健康に効果があると言われていましたが、最近の研究では、一日あたり平均8000歩が生活習慣病予防に効果的と言われるようになりました。そして、健康寿命を延ばすためには、「ややきつい」と感じる程度が最適な運動強度とされ、『はや歩き』を1日あたり20分行うことが奨励されています(図参照)。
そこでお勧めしたいのが、インターバル歩行です。
「ゆっくり歩き3分間」→「はや歩き3分間」→「ゆっくり歩き3分間」…というように、交互に繰り返します。『ゆっくり歩き』と『はや歩き』を1セットとし、1日5セット以上、週4日以上を目標にします。
日々のウォーキングの中で取り入れることで、効果的に筋肉量もアップできます。
▼ ウォーキングで意識すること
健康効果を高めるために大切なのは、毎日継続することですが、「なかなかねぇ」という方、安心してください!1日の早歩きの合計が20分になれば良いので、朝・昼・夜と時間を分けて行ったり、平日に時間がとれない場合は土・日に30分ずつでも効果はあります。『1週間平均で達成できればOK』とゆったりと取り組んでみてください。
最後になりましたが、ウォーキング前には、十分なストレッチ(特に下半身)をお忘れなく!
医療の目的には治療を受けることだけでなく、健康な人が健康を維持・増進する行動も含まれます。
当院のリハビリテーション科では、今後も地域の皆様の健康のために、活動してまいります!よろしくお願いします。
#介護予防 #ウォーキング #健康寿命 #戸塚区 #横浜市
今回の執筆者:認定理学療法士(介護予防領域・地域理学療法領域)、サルコペニアフレイル指導士 小田 眞知子(おだ まちこ)
令和5年4月に入職するまでは、長らく、生活期でのリハビリや、地域で介護予防の普及啓発に取り組んできました。好きな言葉は「好奇心」、趣味は模索中です。