こんにちは。歯科衛生士の井上です。
皆さん、歯科衛生士という職業をご存知ですか?
患者さんには「看護師さん」とか「歯科助手さん」と言われてしまうこともまだ多く、認知度の低さにさみしい思いをしております。
歯科衛生士は国家資格であり、「歯石の除去」や「歯への薬物塗布」などは歯科医師と歯科衛生士のみに認められた業務です。
当院では、外来と各病棟に1名以上の専任歯科衛生士を配置しています。
なぜ病棟に歯科衛生士がいるのか不思議に思うかもしれませんが、多職種と連携して安全に美味しく食事が出来るように、そして口腔ケアを行い誤嚥性肺炎の防止などに努めています。
近年では、摂食嚥下(飲み込む動作)障害の分野でも歯科衛生士の活躍が期待されており、当グループ(平成医療福祉グループ)の取り組みの1つでもある「口から食べる」を支えるためのリハビリテーションも行い始めました。
(※介入には一定の条件があり、言語聴覚士によるトレーニングメニューをもとに実施します。)
病棟勤務の歯科衛生士の中には、「摂食嚥下リハビリテーション」や「在宅療養指導・口腔機能管理」などの日本歯科衛生士会の認定資格を持った者も在籍しておりますので、安心しておまかせください。
患者さんから「歯科衛生士の誰々さん」と呼んでもらい、頼られる存在になれるように励んでいきます。