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リハビリ通信 つむぎ

[Vol.14]学生の実習

こんにちは。理学療法士の磯です。

現在、当院では学生が実習にきています。

私たちリハビリテーション科は理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の3職種が働いており、それぞれ国家試験に合格し資格を取得しています。そしてこの国家試験を受ける為には、養成校時代に病院や施設にて実習を修了しないといけません。
当院でも10校ほどの養成校からの実習を受け入れ、指導を行っております。

実習のカリキュラムは養成校によって異なりますが、おおまかに見学実習(2日~1週間程度)、評価実習(4〜6週程度)、総合臨床実習(6〜10週)の3つの実習に分かれています。特に評価実習や総合臨床実習では実際の患者さんを相手に、どうすれば元気に退院できるか実習指導担当者と共に悩み考えながら評価、治療を行っていきます。

当院は一般病床、地域包括ケア病床、回復期病床、そして外来や訪問リハビリ(訪問ステーションてとてと戸塚)と、亜急性期~慢性期まで幅広くリハビリスタッフが活躍しており、シームレスに患者さんを診ていく事ができます。


▼手の持ち方や支え方などのポイントを指導している様子

そして筋力訓練や歩行訓練などの機能訓練だけではなく、家屋調査やカンファレンス等で退院後の生活に向けたサポートを行っています。そのため、当院での実習では他の施設よりも広い視点で患者さんのリハビリテーションを学ぶことができます。


学校の授業や実習でも、疾患に対する知識や治療は確かに学べます。しかし、実際の患者さまにはそれぞれ個性、性格、生き方があり、そこに私たち療法士は寄り添い、リハビリを行っていきます。そのため、知識や技術以外にも高い人間性やコミュニケーション能力が要求され、臨床実習でしか得られないものがあります。

私たちの仕事は人生が変わる節目に関わる事が多い為、責任が重く、大変な事も多い仕事です。しかしその一方で、「ありがとう」と退院する患者さんを見送った時、“これほどやりがいのある仕事はない”と思います。当院での実習を通じてこの仕事の楽しさが伝わり、熱意と技術を持った若手が一人でも多く育ってくれればと願って実習を指導しています。

#実習  #国家試験  #リハビリセラピスト  #戸塚

 

 

今回の執筆者:理学療法士 磯 侑典(いそ ゆうすけ)

横浜市都筑区出身です。理学療法士になって7年目、当院に来てから3年目になります。
患者様の心や身体が動くような熱いリハビリをテーマに日々邁進しております。
趣味はテニス。仕事終わりや休日に汗を流しております。

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